猫の飼い方
リニューアルいたしました。

1階は不利?、2階以上が良い?

 マンションやアパートで猫を飼うときに「1階は不利」という方がいらっしゃいますが、これには少々疑問を感じます。

 「1階は不利」とされる理由ですが、だいたいが「逃げたらそのまま遠くまで行かれてしまう」とか「ノミがつきやすい」というものです。日当たりをあげる方もいますが、これは立地条件によって1階でも日当たりの良い物件、3階以上でも暗い物件もありますので何とも言えません。

 このうち「ノミがつきやすい」についてですが、これは一軒家でも同じ事が言えます。「猫は2階で飼いましょう」という事は聞きませんので、それほど気にする程はないでしょう。その上、お散歩に良く出る犬が同じ階に住んでいたり、猫がOKであれば猫を飼っている住人の方が他にもいらっしゃって「ノミを連れてくる」事もあります。  ベランダに鳥がノミを落としていくこともありますし、ベランダでガーデニングしているお宅があれば虫が発生します。最近は手軽にガーデニングをなさる方も多いのでこの点は絶対的なものとは言えません。

 次に「逃げたらそのまま遠くまで行かれる」という事ですが、これも必ずしも言えません。というもの猫を飼っている方ならご存じだと思いますが、猫は非常に臆病な動物です。新しいところに連れて行くと非常に温和しくします。「借りてきた猫」状態ですね(笑)。
 引っ越しを経験された方ならわかると思うのですが、新しいところになじむまで、「抜き足差し足忍び足」という感じで、「ここは安全?ここは大丈夫?」と確認して回ります。そんな時にちょっとさわってみると、文字通り飛び上がって走って行ってしまいます…。

 そうなんです。外に飛び出した猫が逃げてしまうのは、飼い主が「○○ちゃん、もどんなさい!」とか「だめよ!」など、「大きな声で猫を脅かしてしまう」からなんです。このときの猫は「大きな声に驚く」だけでなく「怒られる!」と思って逃げてしまうわけです。
 猫が外に出てしまって何時間も経てば遠くまで行かれてしまうかもしれませんが、2階以上であれば転落してしまう場合もあり、2階といえども転落死する場合もあります。  その他猫を飼う上での騒音対策も、1階であれば床への飛び降りも気にしなくて済みます。

 簡単まとめるとこうです。

1階
デメリット
○ノミがつきやすい可能性がある
○逃げ出して長時間経つと遠くへ行ってしまうかも
メリット
○飛び降り音対策をしなくても済む
○緊急時等に連れ出しやすい
2階以上
デメリット
○外に逃げると転落死する可能性もある
○猫の飛び降り音対策は必須
メリット
○環境によってはノミがつく可能性が軽減される場合もある

 つまり、相対的に見て2階以上が有利になると言うことはほとんどありません。